ナンタラ > 雑記ログ > 2017年3月


2017.3.27


うっかり一ヶ月過ぎちゃいましたが、前回の雑記の補足というか個人的な実験というか、下地の色と使用感についてまとめてみたので良かったら見てってつかあさい。画像はクリックで拡大するよ。

まずはよく使う、これまで使ったことのある下地色について。


■黄色付近
薄い黄色ベースで、橙色や黄緑の色相も加えた春っぽい色。
ほのぼの系によく合うと思いますが、白寄りの下地なので無難に使いやすいです。
薄い黄色というか、肌色の明るい所の色にしておくとその後の塗りの手数を減らせます。


■桃色〜水色
黄色を加えてもいいです。メルヘンな絵によく使われる配色ですね。
上と同じく、パステルカラーだとかペールトーンだとか言われるあたりの淡い色は、上にどんな色を乗せても濁った感じになりにくいので使いやすいです。
ちなみに下地の段階で完成図をイメージしてグラデーションを作っておくと、ちょっと輪郭付近にブラシを入れて形を掘り出すだけの少ない手数で大部分を仕上げられます。


■原色に近い水色
うまく塗れれば個人的にはかなり好みの差し色になるんですが、めちゃくちゃ色が濁ります。色彩感覚が良い人ならちゃんと制御できるんだと思いますが、私は偶然性に頼って塗ってるので濁りゆく画面をアワアワしながらこねくりまわします。
弱い筆圧でぼやぼや塗る割合を少なくして、強い筆圧ではっきり塗り、下地の水色は塗り残すのではなく後から入れ直すとどうにかしやすいかも。


■灰色系
完全な無彩色ではなく何かしらの色味を加えてます。私は黄色寄りが多め。
逆光だとか寂し気な図などに使いやすいです。塗る前に「こっちから光がビャー」みたいなイメージが決まっていれば、下地の段階でオーバーレイエアブラシで色味を足すとなんかいい感じになって気分が盛り上がります。
前回の雑記では下地ににじみ形状使ってるよーと言いましたが、光の方向にそって流れのようなものを作る時は平筆が便利です。


■白(下地なし)
昔は真っ白い所にいきなり塗り出してたからあっさりめの仕上がりだったな〜と思い出しながら塗りましたが特に違いが出ませんでした。アレー?

↓ここからあまり使ったことのない下地色実験コーナー。


■まっピンク
原色水色と似たような感じですが、暖色系なので色が濁る感覚はあまりないです。が、薄い色じゃないので、特に光の当たる部分をしっかり塗って形を掘り出す必要がある感じ。
水色と同じく個人的にかなり好みの差し色でした。派手な色が好きなだけかもしれない。


■緑
暗い色の下地の場合、何色使っても「光の当たる部分をしっかり塗って形を掘り出す必要がある」で終わっちゃうんでもう書く事がないですね…。
肌に緑の色味を混ぜることは無かったので新鮮でした。結構いいかも。


■紫
上に同じく。紫は影色としてふつうに使われる色だからか、わりと塗りやすい下地でした。


■まっ黒
思い切って完全な黒を選択したブラシでべべーっと下地作り。線がほぼ沈んだ時点で無茶だったかなと思いつつ(上の図では線画の色を白にしてますが実際は黒)、どうにかこうにか輪郭付近に光を当てて形を掘り出していく感じでなんとか仕上がりました。
普段使わない完全な無彩色ですが、いざ使ってみるとこの墨色な感じもけっこういいなと思うなど。

と、だらだら書いてきましたが、色感覚がちゃんとしてる人や、絵を描いてて必要な色がしっかり自覚できる人にはまったく必要ない情報です。「なんかこの辺と色が混ざったらなんとなくいい感じになったー」でやってる私のような人向けの内容。
基本的には、淡い色の下地は影の箇所を塗る、暗い色の下地は光の箇所を塗る、です。
使いやすさでは断然淡い色の下地(適当でもそれなりになるので)ですが、強い色・暗い色の下地の方が好みの仕上がりになるなーと思ったり。

● ● ●
返信ー。

>マーカー塗り過程まとめありがとうございます!
過程を読むのが好き&前々から楽煮さんのマーカー塗りが好きで、どうやったらこう塗れるのだろう…と思っていたので、本当に嬉しいです…。
まとめ参考に、今度自分でもやってみようと思いますー。
ありがとうございました!

 ヒャーありがとうございますー。ブラシ設定合わせればあとはもう見たまんまな塗りです。はっきりしたベタ塗りとぼやっとした混色が同じブラシでできるのが個人的最強ポイント。saiマーカーは優秀な子。
 ちなみに前回の雑記では平筆形状を特に推してましたが、にじみ形状が出してくれる輪郭もめっちゃ好きなんですよ。大きく使うといい感じです。もう最大サイズくらいでだばーっと。




2017.3.30

魔導物語
一度マーカー塗りの説明を出力したことで別の塗り方をやってみる動きをしてました。
あとデジタルでリアル水彩っぽい塗り方を見て憧れたので。
という事でsaiの水彩境界やテクスチャを活用してみましたが、それ使うだけでもそこそこそれっぽくなるな…とツールの機能に今更感動するなど。
ただ一枚のレイヤーだとなんか塗り辛く、一色ごとにレイヤー作っていちいち水彩境界やテクスチャの設定をしなきゃならないのがものすごく面倒臭かった(怠惰野郎)

WanderWonder
テクスチャの設定はレイヤーセットでまとめればいいという事に気付きました。
マーカー(にじみ)で塗ってるんですが、ブラシ濃度と最小濃度の数値を上げれば透明の場所にもしっかり色が塗れることを今更知る。ただその設定だと中間色をスポイトして弱い筆圧でぼかすのが思うようになめらかにいかなかったので一長一短。

魔導物語
リアル水彩感にこだわらなければさくさく塗れる。青いとこに青ー、茶色いとこに茶色ーという感じでおおまかにぺたぺた塗ってるだけの感覚ですがわりといい感じ。
光の当たる部分(この絵は左上のあたり)は、にじみ形状の外周を利用してます。ブラシサイズを大きくして透明色で削るだけ。ほんにこの形状が優秀でのう。

魔導物語

ぷよウォーズ

戦え!!北出マン

幻世酔虎伝

GEOCONFLICT3

GEOCONFLICT3

GEOCONFLICT3

ボクと魔王
久しぶりにボク魔絵。リンダとブルのコンビが地味に好きなのよという主張。

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